薬剤編

 次に、薬剤依存についてですが、これも幼少期より、安易に市販薬などを手軽に利用する環境を与えてしまっている事から、問題が始まっています。

 

 熱が出たから解熱剤、便秘だからと便秘薬、生理痛(月経痛)だからと頭痛薬などを飲む…

 薬剤には必ず何らかの副作用が伴うという事は、お医者さん、薬剤師さんは、当たり前に知っておられます。

 ですが、その副作用を正確に伝えてくれる事が少ないため、それすらも知らない、一般の人が多くなっているのが現状です。

 

 本来の薬とは、日常生活で摂っている食材であるはずが、いつの間にか薬とは人工的な製薬剤の事のみを示す言葉になってしまっています。

 薬剤に頼りきった生活を継続していますと、継続は力なりで、本来ある内臓機能が飲めば飲むほど低下(さばり癖が起こる)し、薬剤の量を増やし続ける事になります。

 

 薬剤の依存症になり、内臓機能のさぼり癖をつけてしまったら、そこから正常な癖を取り戻すのは大変です…

 癖は良くも悪くも連鎖が起こりますので、悪く連鎖が始まれば次から次へと病名が増えていくのです。

 

 電気機械類が無い、薬剤もない、昔の日本人は、栄養面(食料不足)を除けば、ほぼ完璧に本来の人類が持つ機能を活用し、現代の様な複雑な病気(病名)もなかったでしょう。

 

 現代における殆どの病気は、人類が安易に利便性のみを求め過ぎたり、無駄に骨・筋・神経を酷使し、継続的に身体を退化させてきた結果なのです。